家の外観をおしゃれにするためのポイントとは?

おしゃれな外観

外観は、その家の顔であり、住む人のセンスを表現できるポイントです。家を建てるなら、家の中だけでなく、外観にもこだわりましょう。外観デザインを考える際の要点や、注意点を知って、おしゃれな外観の家を作る準備をしておきましょう。
 

おしゃれな外観を実現するポイント

おしゃれな外観を実現するポイント

デザインの方向性を決める

おしゃれな外観を作るには、全体のコンセプトを明確にすることが重要です。例えば、モダンやクラシック、シンプルやナチュラルなどのテーマを選択し、それに基づいたデザイン要素を取り入れます。明確なスタイルの方向性を持つことで、外観全体に統一感が表れ、整った印象を与えることができます。また、周囲の環境に馴染むように、地域の特性に合わせたデザインに調整することも大切です。

外装材の色、素材を決める

外観の魅力を引き立てるために、外壁のカラーと素材を選びましょう。明るい色や自然な木目調など、外観にアクセントを加える要素を取り入れることで、建物全体の印象がより華やかになります。まず、ベースとなる色を1つ決めましょう。外観のカラーは、多くても3色以内でまとめると、バランスを保ちやすいと言われています。外壁の素材は、モルタルやサイディング、タイルなど、種類がとても多く、同じ色でも素材の質感で印象がガラリと変わります。サンプルを見ながら、慎重に決めていきましょう。

屋根、窓、扉など外から見えるファサード(正面)を意識する

外観をおしゃれに演出するためには、建物の正面であるファサードのデザインにも、こだわりたいものです。屋根の形状や色、窓の配置やデザイン、そして扉や外壁の素材などが、コンセプトに合わせて統一感を持って配置されていると、おしゃれな印象になるでしょう。また、外構や植栽などのデザインも外観と絡めて考えていくことで、さらに完成度の高いファサードが実現するでしょう。屋根の形や窓の位置は、内部空間の暮らしやすさとも連動する場所なので、機能性とデザイン性が両立するように計画しましょう。
 

家の外観を決めるときの注意点

3階建ての家の外観

色を決める時は大きなサンプルをつくってもらう

家の外観の色を決める際は、実際の建物に使う色見本を用意してもらうことが重要です。ショールームで見せてもらう、見本帳の小さなサンプルだけで決めてしまうのではなく、できるだけ大きなサンプルを取り寄せて、実際の建物に近い状態で確認しましょう。屋外の光や周囲の環境によって色の見え方が変わるため、実際の場所で見ることで、外観がどのように映えるかをより正確に把握できます。

メンテナンスについて考えておく

外観デザインを決める際は、将来のメンテナンスについても考えておくことが重要です。外壁や屋根、窓などの素材は、常に太陽の紫外線や風雨にさらされる環境下にあります。その地域の条件に合った、耐久性のある素材を選択することが大切です。また、定期的なメンテナンスや塗り替えの頻度や費用を予測しておくことで、外観を長期間美しく保つことができるでしょう。
 
 
今回は、おしゃれな外観をつくるポイントについて見てきました。外観を決めるには、いくつかの段階があり、順を追って丁寧にデザインを考える必要があると言えます。記事の内容や施工事例を参考に、自分たちだけのおしゃれな外観の住まいを、考えてみてはいかがでしょうか。