新しい家を建てるなら、できるだけ生活感を抑えていつでもお客様を招ける空間にしたい！　とお考えの方におすすめしたいのが、ホテルライクな家。シンプルで洗練されたデザインと、生活感を隠すための工夫が詰まっているホテルライクな住まいは、日常の中で上質な非日常感のある心地よさを味わえます。今回は、そんなホテルライクな家づくりの魅力や具体的なポイントについて詳しくご紹介します。
 

ホテルライクな家とは？

ホテルライクな家とは、一流ホテルのような上質で洗練された空間を、日常生活の中に取り入れた住宅のことです。シンプルでありながら高級感が漂うデザインや、統一感のあるインテリア、快適さと機能性を兼ね備えた設備が特徴です。たとえば、広々としたリビングやラグジュアリーなバスルーム、間接照明を用いた落ち着いた雰囲気の照明計画などが挙げられます。さらに、収納スペースの工夫や生活感を抑えたレイアウトにより、常に整然とした空間が保たれる点も魅力です。
 

ホテルライクな家の外観のポイント

シンプルなシルエットにする

ホテルライクな家の外観を作るためには、シンプルなシルエットが欠かせません。過度な装飾を避け、直線的で無駄のないデザインにすることで、洗練された印象を与えます。屋根や外壁のラインを整え、凹凸の少ないフォルムにすることで、よりスタイリッシュな外観が実現するでしょう。また、シンプルな形状は時代に左右されにくく、長く愛されるデザインとなる点も魅力的なポイントと言えるでしょう。

色数を抑える

外観デザインにおいて色数を抑えることは、ホテルライクな家を演出する重要なポイントです。ホワイトやグレー、ベージュなどの落ち着いたベースカラーに、アクセントとしてブラックやダークブラウンなどを取り入れることで、統一感と高級感が生まれます。多くの色を使わずにシンプルな配色にすることで、外観全体が洗練され、落ち着いた雰囲気になります。

素材の質にこだわる

ホテルライクな外観を演出するためには、素材の質感が重要です。外壁は高級感のあるタイルや塗り壁を選び、金属や木材のアクセントを加えるとワンランク上の印象に。耐久性を意識すれば、美しい見た目と長期的なメンテナンス性の両立も可能です。素材の質感が外観の印象を決めるため、素材選びの際は実物を見ることを心がけたいところです。

プライバシーと開放感のバランスを意識する

ホテルライクな外観設計では外からの視線を遮りつつ、開放感も大切にすることがポイントです。フェンスや植栽でプライバシーを確保しつつ、大きな窓やガラス扉で光や風を取り入れることで、閉塞感を感じさせない空間に。家全体の雰囲気を損なわず、暮らしやすさも兼ね備えた設計を意識しましょう。

ムードのあるアプローチを設置する

玄関アプローチは訪れる人が最初に目にする場所。ホテルのような上質な印象を与えるには、照明や植栽でムードを演出することが大切です。柔らかな間接照明や上質な素材の階段、自然石の小道などを取り入れると、帰宅するたびに特別な気分を味わえます。
 

ホテルライクな家の内装のポイント

収納の工夫で生活感を隠す

ホテルライクな家を実現するためには、収納の工夫が欠かせません。生活感のある物を隠し、空間全体の統一感と清潔感を保つことが重要です。たとえば、造作家具や壁面収納を活用することで、生活用品や雑貨をすっきりと収めることができます。また、扉付きの収納や見せない収納スペースを設けることで、視覚的なノイズを抑え、洗練された空間が生まれます。

照明にこだわる

照明計画にこだわることで、ホテルライクな家の上質な雰囲気を演出できます。直接的な照明だけでなく、間接照明やスポットライトを効果的に組み合わせることで、空間に奥行きと温かみを持たせることができます。例えば、リビングや寝室では、柔らかい光でリラックスできる空間を作り、ダイニングやキッチンでは明るさと機能性を両立させた照明を選ぶことが重要です。

ゆとりのある空間にする

ホテルライクな家では、空間にゆとりを持たせることが重要です。天井を高くしたり、家具を最小限にすることで、開放感のある空間を作れます。余白を意識したレイアウトは、落ち着いた雰囲気を演出し、日常のストレスを軽減する効果もあります。空間の広がりを意識することが、ホテルライクな内装の第一歩です。

テイストに合う素材を取り入れる

内装の素材選びは、ホテルライクな雰囲気を演出するために必要な要素のひとつです。木材や大理石、タイルなど、上質で落ち着いた質感の素材を取り入れると統一感が生まれます。さらに家具や照明も素材感を意識して揃えると、ホテルのような洗練された上質空間を実現できます。

部屋全体のデザインを統一する

色や素材、家具のデザインを統一することは、ホテルライクな内装の基本です。統一感のある空間は、視覚的にも落ち着きがあり、暮らしやすさにもつながります。床・壁・家具のバランスを意識して計画することで、部屋全体が一体となった上質な印象を演出できます。
 

ホテルライクな家の間取りのポイント

吹き抜けで広がりのある空間にする

吹き抜けを取り入れると、部屋に広がりと開放感を生み出せます。ホテルのロビーのような開放感を演出することで、日常の居住空間でもゆったりとした気分を味わえます。光や風の通り道を意識することで、明るく心地よい空間になります。

庭やテラスで屋外とのつながりをもつ

ホテルライクな住まいを実現するには、屋内と屋外のつながりを意識することも欠かせません。大きな窓やテラスから庭を望める設計にすれば、自然光や緑の景色を取り込み、開放感と癒しを感じられます。さらに、アウトドアリビングとして活用できるスペースは、家族の暮らしをより豊かに彩ってくれるでしょう。

スムーズな導線で暮らしやすさも意識する

美しい間取りでも、生活動線が不便だと快適さは損なわれてしまいます。ホテルライクな家でも、キッチン・リビング・水回りの導線を考え、家事や生活がスムーズに進むように設計しましょう。見た目と機能性のバランスを意識することで、長く快適に暮らせる家になります。
 
 
今回は、ホテルライクな家の作り方について、外観や内観のポイントを詳しくご紹介しました。外観には美しさやシンプルさを重視し、内装には快適さや機能性を大切にしたデザインが重要です。ご紹介したポイントを参考にしながら、家族全員がリラックスでき、毎日が特別な時間となるようなホテルライクな家づくりを、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。