ヘリンボーンの床でおしゃれな空間に。メリット・デメリットもご紹介。
おしゃれな空間を実現したいという方々に人気のヘリンボーンの床。独特のデザインは高級感があり、インテリアのアクセントにもなります。今回は、ヘリンボーンの床についてご紹介いたします。メリット・デメリットを知って、理想の住まいを叶えましょう!
ヘリンボーン床とは
ヘリンボーン床とは、フローリング材の細長い板をV字や山形に組み合わせて張る床のことです。ヨーロッパの伝統的な建築でも使われていて、高級感のあるおしゃれな雰囲気が魅力です。床に取り入れるだけで、シンプルな部屋もグッと洗練された印象となり、ナチュラルテイストからモダンなインテリアまで、幅広いスタイルにもマッチします。ちなみに、ヘリンボーンという名前は、その張り方の形状がニシンの骨の形に似ているところから、そのように呼ばれるようになりました。
ヘリンボーン床のメリット
上質な雰囲気でワンランク上の空間に
ヘリンボーンの床は、独特の模様が生み出す陰影が美しく、部屋全体を上質で洗練された雰囲気にしてくれます。ヨーロッパの宮殿やホテルでも使われていることが多く、高級感のあるインテリアを目指すならピッタリのデザインです。木目の風合いを活かしながら、個性的な張り方が空間に奥行きをプラス。無垢材を使えば、さらに重厚感が増して、年月とともに味わい深い床へと変化していきます。リビングや玄関など、人目につく場所に取り入れると、一気に洗練された空間になるでしょう。
インパクトのあるデザインでおしゃれのアクセントに
ヘリンボーンの床は、一般的なフローリングに比べてデザイン性が高く、それだけで部屋の印象を大きく変えてくれます。無地の壁やシンプルな家具でも、床に個性があるとおしゃれに見えるのが嬉しいポイントです。視線を自然と引きつけるため、広い空間のアクセントにもなります。たとえば、床にヘリンボーンを取り入れつつ、壁や天井は落ち着いたトーンにすると、バランスの取れたインテリアになるでしょう。その存在感のあるデザインは、個性を出したい人におすすめです。
どんなインテリアにも馴染む万能デザイン
「デザイン性が高いと、インテリアと合わせにくいのでは?」と心配になってしまうかもしれませんが、ヘリンボーンの床はどんなテイストにも自然と馴染みます。ナチュラル系の家具と合わせれば、木の温もりを活かした優しい雰囲気になります。モダンなインテリアなら、洗練された都会的な空間に。また、ヴィンテージやクラシックなスタイルとも相性抜群。木の色味や仕上げ方を工夫すれば、自分好みのテイストに調整できるのも魅力です。流行に左右されにくく、長く愛せるデザインといえるでしょう。
ヘリンボーン床のデメリット
空間がコンパクトに見えてしまうことも
ヘリンボーンの床はデザイン性が高く、目を引くおしゃれな模様が魅力ですが、その独特のパターンが理由で、場合によっては部屋をコンパクト見せてしまうことがあります。特に、小さめの部屋や天井が低い空間では、模様の入り組んだデザインが圧迫感を与える可能性も考えられます。広がりのある空間にしたい場合は、明るめのカラーを選んだり、ヘリンボーンの向きを工夫するとよいでしょう。
施工費が高くなってしまうことも
ヘリンボーン床は、一般的なフローリングよりも手間がかかるため、どうしてもコストが高くなってしまう傾向があります。1枚1枚を斜めにカットし、正確に組み合わせて張る作業は、高度な技術が必要です。その分、職人さんの手間が増えて、施工費がアップしやすいということがあります。ただ、費用がかかる分だけ仕上がりは美しく、長く楽しめるデザインになるので、予算と相談しながら取り入れたいですね。
今回は、ヘリンボーンの床について詳しくご紹介しました。魅力がある反面、気を付ける点もいくつかありました。これらを参考にしながら、自分たちの暮らしに合うオシャレな床を新しい家づくりに取り入れてくださいね。