家の外観デザインを考える際に欠かせないのが、玄関ポーチのデザインです。玄関ポーチは、住まいの外観のフォーカルポイントとなり、印象を大きく左右します。今回は、玄関ポーチのデザインや機能性について考えてみましょう。
 

玄関ポーチとは？

玄関ポーチとは、住宅の玄関前に設けられた屋根付きの半屋外空間を指します。主に玄関扉や玄関周りの設備を、風雨や直射日光から守る役割を持ち、訪れる人を迎えるエントランスとしての機能も果たします。使い方は多岐にわたり、宅配便の受け取りや一時的な荷物置き場としても便利な空間と言えます。種類には、シンプルに庇だけが付いたもの、柱や壁で囲まれたクローズなタイプ、広々としたテラス風などがあり、住宅のデザインやライフスタイルに応じて選ぶことができます。
 

玄関ポーチをおしゃれに見せるポイント

広さにゆとりを持たせる

玄関ポーチをおしゃれに見せるためには、十分な広さを確保することが大切です。狭いポーチでは圧迫感が生じやすく、実用性が低くなりってしまうことも。例えば、ベンチや植物を配置できる程度のスペースを設ければ、より魅力的な空間を演出できます。また、ポーチの広さに余裕があれば、来客時の対応や雨の日の傘の開閉もスムーズになります。

玄関ドアの形

玄関ポーチを引き立てる要素の一つに、玄関ドアのデザインがあります。シンプルな片開きドアはすっきりとした印象を与え、重厚感のある親子ドアや両開きドアは豪華な雰囲気を演出します。また、採光窓付きのドアを選べば、自然光が差し込み、玄関の内側が明るい空間となります。建物の外観やポーチのテイストに合ったドアを選ぶことで、統一感のあるおしゃれな玄関ポーチが完成するでしょう。

庇や屋根のデザイン

玄関ポーチに庇（ひさし）や屋根を設けることで、雨や直射日光を遮りながら、外観のアクセントとしても機能します。例えば、片持ち庇を採用すれば、モダンでスタイリッシュな印象を与え、柱付きの屋根を設ければ重厚感のあるデザインになります。また、屋根の形状も、シンプルなフラットタイプや温かみのある三角屋根など、住宅のデザインに合わせて選ぶことができます。

床の素材は外観に合わせて

玄関ポーチの床材は、住宅の外観デザインと調和するものを選ぶことが重要です。タイルや天然石を使用すればモダンで高級感のある雰囲気になり、モルタルを取り入れれば、クールでスタイリッシュな印象を演出できます。さらに、滑りにくい加工が施された素材を選ぶことで、安全性も確保できます。デザイン性と実用性を兼ね備えた床材を選ぶことがポイントですね。

照明にこだわる

玄関ポーチの照明を工夫することで、夜間でもおしゃれな雰囲気を演出できます。例えば、ダウンライトを天井に埋め込めば、すっきりとしたモダンなデザインになり、壁付けのブラケットライトを採用すれば、クラシックで温かみのある空間になります。また、人感センサー付きの照明を設置すれば、防犯対策にもつながります。照明の色味や配置にもこだわることで、玄関ポーチ全体の印象を一層引き立てることができます。
 
 
今回は、玄関ポーチのデザインについて詳しくご紹介しました。玄関ポーチの役割や、おしゃれに見せるためのポイントなどを参考にして、あなたにとって理想的な玄関ポーチをぜひ実現してみてはいかがでしょうか。