注文住宅で平屋のガレージハウスを建てるメリットや間取りのポイントを解説
平屋は上下階の移動がなく、外部とのつながりも感じられる開放感あふれる暮らしが実現します。その平屋にガレージを付けた、平屋のガレージハウスなら、車好きな方だけでなく、そこで暮らす家族みんなにメリットがあります。今回は平屋のガレージハウスについて詳しく見てみましょう。
平屋のガレージハウスのメリット
印象的な外観デザインを実現できる
平屋は通常シンプルなデザインであることが一般的ですが、住まいにガレージが併設されることによって、ガレージの出入口や屋根、アプローチなど目を引く要素が際立ち、住宅単体では出せなかったユニークな印象を与えることができるようになります。
天候や盗難から車を守れる
屋外での青空駐車や、カーポートなどの簡易的な駐車スペースでは、雨や紫外線による車の汚れや痛みが気になります。また、防犯上においても、車が常に外部からの視線にさらされるため、いたずらや盗難などの被害の心配もあります。その点、ガレージハウスは閉じられた空間であるため、こうした心配は少なくなるでしょう。
生活動線がより機能的になる
平屋は、全てがワンフロアーで完結する動線が魅力の一つです。ここにガレージという役割をつけることによって、さらに生活動線の機能性は増していくでしょう。例えば雨の日でも家の中とガレージの往復時に濡れることなく、フラットな動線でストレスなく移動ができます。また場合によってはバリアフリーに計画することも可能です。
平屋のガレージハウスのデメリット
シャッターの音が響いてしまうことも
平屋のガレージハウスでは、ガレージと住宅部分が近いためシャッターの開閉音が室内に響きやすいというデメリットがあります。家族が眠っている時間に出入りする際など、騒音が気になる場面が増えるかもしれません。このような場合、防音対策がされたシャッターや防音パネルの設置を検討することで、音の問題を軽減できるでしょう。
生活スペースが手狭になる可能性も
平屋を建てる際には、全ての居住空間をワンフロアーで構成する必要があるため、ある程度広い敷地が必要になります。平屋のガレージハウスは、そこへさらにガレージを追加することになりますので、生活空間がやや手狭になる可能性があります。その場合、収納や家具配置などを工夫することでスペースを有効活用し、限られた空間でも快適に過ごせる設計が必要になるでしょう。
平屋のガレージハウスを建てる際のポイント
ガレージのサイズは将来を見据えて考える
平屋のガレージハウスを計画する際、ガレージのサイズは駐車する車以外のことも考える必要があります。例えば、自転車やバイク、ベビーカーやスキー用品、アウトドアの道具など家の中に置きたくないものは意外に多く、将来にわたり増えていく可能性もあります。車一台駐車できるギリギリのスペースで設計するのではなく、それらの物を収納できるスペースもあると使い勝手が向上します。
ガレージは多目的に使える空間に
ガレージは単なる車の保管場所にとどまらず、多目的に使えるよう設計することで、生活の幅が広がります。例えば、作業スペースやDIYのための工房としても活用できるでしょう。また、趣味のためのスペースや子どもが遊べるスペースとしても便利です。多目的に利用できるようにするため、電源コンセントや作業用の棚、照明の配置なども最初から計画しておきましょう。
今回は、平屋のガレージハウスについてご紹介しました。平屋のガレージハウスは様々なメリットがありましたが、同時に注意する点もありました。それらについて、うまくバランスをとりながら、快適な平屋ガレージハウスの暮らしを実現させたいですね。